ボーン・スプレマシー
今日は二作目である、ボーン・スプレマシーに関してまとめたいと思います。
二作目:ボーン・スプレマシー
<あらすじ>
前作から2年。CIAのパメラ・ランディは、ベルリンである事件の調査を行っていたが、何者かの襲撃を受け、調査チームの一人が死亡。時を同じくして、ボーンたちにも危険が迫る。人目を避けてインドのゴアで暮らしていたジェイソン・ボーンと恋人のマリーに刺客が迫り、マリーは殺されてしまう。ボーンはCIAが自分を始末しようとしていると推測してCIAを追い、CIAのパメラは現場に残されたボーンの指紋から襲撃犯はボーンだと考えボーンを追う。そしてベルリンとモスクワを舞台に、次第に「トレッドストーン計画」に隠された真実が明らかになっていく。
<キャスト>
マリー・クルーツ(フランカ・ポテンテ)
パメラ・ランディ(ジョアン・アレン)
ワード・アボット(ブライアン・コックス)
ニコレット"ニッキー"パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)
グレツコフ(カレル・ローデン)
キリル(カール・アーバン)
<スタッフ>
監督:ポール・グリーングラス
原作:ロバート・ラドラム(殺戮のオデッセイ)
製作:パトリック・クローリー、フランク・マーシャル、ポール・L・サンドバーグ
<簡単な流れとポイント>
①ボーンとマリーはインドのゴアに滞在。(前作から2年経過)
②同時期、ドイツ、ベルリンでCIA捜査官であるパメラ・ランディ指揮の元、CIA内部スパイに関する情報を得るための交渉が行われる。しかし、ロシアのペコス石油CEOグレツコフが送り込んだキリルによって情報屋と捜査官は殺害され、内部スパイの情報が入ったファイルは奪われる。
*CIAが交渉用に用意した300万ドルも奪われる。
③グレツコフはファイルを受け取った後、キリルにボーンの殺害を命じる。
*後述するが、ボーンに罪を着せて消す腹。
④ボーンはキリルに気づき、マリーを連れて車で逃走、返り討ちにしようとするが途中、マリーが狙撃され死んでしまう。その際、乗っていた車が川に落ち、キリルはボーンも死んだと勘違いする。
⑤一方、パメラ・ランディはベルリンでの交渉を妨害した犯人を、現場の爆破装置についた指紋からボーンであると断定。(キリルが裏工作)同時に、ボーンに関する調査の一環で、トレッドストーンに関して調べ始める。
*この調査の際、ランディに追求され、アボットはコンクリン殺害を認める。
⑥この段階でランディは、7年前、モスクワ経由で送金途中だったCIAの二千万ドルが消失した事件に関して、コンクリンとボーンが組んでいたと予想。その事実の裏付けを恐れて内部スパイに関する情報が入ったファイルをボーンが奪ったと推理。
〜ランディの推理根拠〜
・コンクリンの個人ファイルにはCIA他部の情報が入っていて(送金の動きを把握できた?)、また死亡時、彼の口座には76万ドルもの大金が入っていたこと。
→コンクリンは分け前として大金を得ている。
・二千万ドル消失事件がCIAの内部スパイの犯行だという、ロシアの政治家ネスキーの告発があった(ネスキーは接触前に奥さんに殺害されていて、確証はない。)
→内部の犯行である。
⑦ボーンはインドの一件で、トレッドストーンがまだ進行中でそのせいで自分が狙われたと思い、作戦を潰すために指揮者との接触を試みる。
⑧しかし、ランディと電話で接触した際、ベルリンの事件が原因で追われていると聞き、ボーンは疑問を抱く。出頭すると偽り、情報を得るため、交渉を持ちかけ、その交渉役にニッキーを指名。
*後ろめたいことがあるのか、ボーンを捕獲したいランディに対して、アボットは殺害するべきだと強調している。
⑨ニッキーとボーンが接触。ニッキーとの会話通信により、ボーンがインドで襲撃されたこと、ベルリンに関しては知らないと供述したことがランディにつたわる。
ボーンはニッキーからランディは特別任務の主任でトレッドストーンには関係ないこと、トレッドストーンのボスはアボットであることを聞き出す。
*この場面でネスキー殺害は記録されていない任務だったことがわかる。
→記録では初任務はジュネーブだが、実際はネスキーを殺害したベルリン
⑩アボットの部下がベルリンでの事件の爆破装置について不審な点を見つけ、これはボーンの犯行ではないと報告。アボットはランディに漏れないようにその部下を殺害。
*これでアボットがボーンに罪を着せようとしていることが確定し、その結果、グレツコフとのつながりがあることが確定
⑪その後アボットはグレツコフに連絡。この時の会話で、7年前の二千万ドルの事件はアボットとグレツコフの犯行であることが確定。(アボットが、グレツコフは二千万ドルで石油権を手に入れたと発言)焦っているアボットはボーンの殺害をグレツコフに要求
*ネスキーの告発に関して予想外だった二人はボーンを使って、ネスキーを殺害。その際の報酬をコンクリンが受け取った可能性がある。アボットは別で分け前を受け取っている。
⑫電話の後、アボットはボーンと接触。ボーンに詰め寄られ真相を吐く。その証言をテープレコーダーに録音していたボーンは、それをランディに送る。詰んだアボットは自殺。
⑬グレツコフは再びキリルにボーンの暗殺を命令。(言い切ってはいない。生きてたぞ、おい。みたいな感じ。)しかし、キリルは失敗。
⑭ランディに送られたアボットの証言を皮切りに、CIAがアボットの近辺調査をし、その結果グレツコフが逮捕される。
⑮ボーンはネスキーの娘に自分が両親を殺害したと告白する。
⑯再びランディに電話で接触したボーンは、彼女から本名はデビッド・ウェッブであることを聞かされる。
完
<感想>
やっぱり、一番面白い。個人的には。
情報量が多いからかなあ。
ただ、その分理解がイマイチできてなかった。
み直してまとめてみると結構気づきが多くて新鮮でした。ネスキーの件に初めからコンクリンが関わっていたのかどうかがちょっとわからないところではありますけど。
アイデンティティーでバレたら終わり的なことをアボットに言っていたので関わってるんだとは思いますが。
ボーンでもやばいですよね。普通インドでキリルに気づかないですよ笑
二回見ただけで殺し屋断定って笑
そりゃマリーも焦るわ。。まあ正解なんだけど。。
領事館の携帯のくだりとかどうやってんのかわからないし、作戦本部の場所を特定するやり方もスマートすぎる(ランディの宿泊先を突き止め出てくるところを追尾)。
あと、最後のランディとの通話の後、切り際に
ボーン:「少し休め、疲れてる」
ランディ:(どこにいんじゃー!!)
テレー、テレー(お約束テーマソングイントロ)
のとこ好きです笑
中二病っぽくていいですよね。
ボーンシリーズらしくない演出な気もしますが。(ちょっとクールじゃない笑)
知能犯的なところはアルティメイタムが一番出てる気がしますが、スピード感とか含めてやっぱりスプレマシーだなあというのを確認できました。
ボーンが本作でわかったこと。
本名:デビッド・ウェッブ
少なっ。道のりは長い、頑張れ、ボーン。
次回はアルティメイタムみます。。